首先,我对主办本届大会的友人鲍里斯的领导才干表示高度赞赏。
日本将全力以赴地应对气候变化这一人类共通的课题。为了向大家表明这一决心,我专程赶到格拉斯哥参加大会。
《巴黎协定》获得批准已经过去了6年。
我们绝不能忘记当年在大会主席洛朗·法比尤斯的主导之下,再次坚定决心的那一刻。
我的友人洛朗主席表示“一定要将它交给文雄”而送给我的木槌,作为我们决心真诚应对气候变化问题的见证,我一直珍藏至今。
为了达成目标,今后十年是关键。
让我们胸怀壮志,共同倾注全力吧。
“2050年实现碳中和”,日本将依照新制定的长期战略实现这一目标。并且还承诺力争将2030年度的温室气体排放比2013年度削减46%,还要进一步向减排50%的更高目标坚持不懈挑战。
主席先生,
日本将以亚洲为中心,最大限度地导入可再生能源,推动向清洁能源的转换,构建脱碳社会。
在亚洲导入可再生能源的主体多为太阳能,为了保证电压频率的稳定管理,还需要将现有的火力发电实现零排放并加以活用。
为了将化石火力发电转换为氨、氢等零排放的火力发电,日本将依托“亚洲能源转型倡议”展开1亿美元规模的先行事业。
为了率先弥补所有发达国家全年1000亿美元资金目标的不足部分,日本除了今年6月公布的未来5年将由官民两方提供600亿美元规模的支援以外,还宣布将与亚洲开发银行等合作,为建立用于支援亚洲等脱碳进程的创新型资金合作机制等做出贡献,准备在今后5年再实施最多100亿美元的追加支援。
我将与鲍里斯携手,呼吁各发达国家响应日本的举措。
通过这些支援,我们将大力推动作为全球经济发展引擎的亚洲达到整体零排放。
日本为了实现作为世界必需品的汽车的碳中和,将全力探索各种技术选项。
我们将充分发挥2万亿日元的绿色创新基金,促进作为电动汽车普及关键的新一代电池、电机和氢、合成燃料的开发。同时把创新成果向亚洲推广,带动世界发展。
日本还将参加《全球甲烷减排承诺》。
在推进脱碳的转型当中,针对当前能源价格上升的问题,也需要首脑之间讨论如何应对。
同时,我宣布日本对防灾等应对气候变化的支援将增加到两倍,实施约148亿美元的支援。为了保护全球的森林,还将活用尖端技术,并与国际组织合作,为此将提供约2.4亿美元的资金支援。
当我们正视并致力于解决气候变化问题时,绝不能让任何一个人落伍。日本将竭尽全力采取对策,为人类的未来做出贡献。
谢谢。
始めに、この会議を主催する、私の友人、ボリスのリーダーシップを称えます。
気候変動という人類共通の課題に、日本は総力を挙げて取り組んでまいります。その決意を皆さんに伝えるために、このグラスゴーの地に駆けつけてまいりました。
パリ協定の採択から6年。当時、ローラン・ファビウス議長の下、決意を新たにした、あの瞬間を、我々は忘れてはなりません。「どうしても、これをフミオに渡したい」そう言って、友人であるローランがくれた木槌(きづち)を、私は、気候変動問題に真摯に向き合う覚悟の証として、今でも大切に持っています。
目標の達成に向け、この10年が勝負です。高い野心を持って、共に全力を尽くしていこうではありませんか。
「2050年カーボンニュートラル」。日本は、これを、新たに策定した長期戦略の下、実現してまいります。2030年度に、温室効果ガスを、2013年度比で46パーセント削減することを目指し、さらに、50パーセントの高みに向け挑戦を続けていくことをお約束いたします。
議長、日本は、アジアを中心に、再エネを最大限導入しながら、クリーンエネルギーへの移行を推進し、脱炭素社会を創り上げます。
アジアにおける再エネ導入は、太陽光が主体となることが多く、周波数の安定管理のため、既存の火力発電をゼロエミッション化し、活用することも必要です。日本は、「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ」を通じ、化石火力を、アンモニア、水素などのゼロエミ火力に転換するため、1億ドル規模の先導的な事業を展開します。先進国全体で年間1,000億ドルの資金目標の不足分を率先して補うべく、日本は、6月に表明した、向こう5年間で、官民合わせて600億ドル規模の支援に加え、アジア開発銀行などと協力し、アジアなどの脱炭素化支援のための革新的な資金協力の枠組みの立ち上げなどに貢献し、新たに5年間で、最大100億ドルの追加支援を行う用意があることを表明いたします。
ボリスと協力し、先進各国も、日本に続くよう呼びかけてまいります。
これらの支援により、世界の経済成長のエンジンであるアジア全体のゼロエミッション化を力強く推進してまいります。
日本は、世界の必需品である自動車のカーボンニュートラルの実現に向け、あらゆる技術の選択肢を追及してまいります。
2兆円のグリーンイノベーション基金を活用し、電気自動車普及の鍵を握る次世代電池・モーターや水素、合成燃料の開発を進めます。
イノベーションの成果をアジアに普及し、世界をリードしてまいります。
日本は、グローバル・メタン・プレッジにも参加いたします。脱炭素への移行を進めていく中で、足下のエネルギー価格の上昇といった問題について、我々リーダーが対応を議論していくことが必要です。
さらに、日本は、防災など、気候変動に適応するための支援を倍増し、約148億ドルの支援を行います。先端技術を活用し、国際機関と連携しながら、世界の森林保全のため、約2.4億ドルの資金支援を行うことを表明いたします。
我々が気候変動問題に向き合う時、誰一人取り残されることがあってはなりません。日本は、対策に全力で取り組み、人類の未来に貢献してまいります。ありがとうございました。